平成30年9月15日(土),標記の講演会・体験会が,那珂湊体育館にて開催されました。今回が初の試みとなる本事業は,「~転ばぬ先のノルディックウォーキング~」と題し,講師に谷津 祥一氏(順天堂大学保健看護部 非常勤講師),祝原 豊氏(静岡大学学術院教育学領域 保健体育准教授),菊田 利秀氏((一社)日本ノルディックウォーキング振興会茨城支部長)の3名をお招きし,当日は121名の参加をいただきました。
まず講演会は,谷津氏によるノルディックウォーキングの歴史や成り立ちの説明があり,ひたちなか市ではどのような活動が広がっているかなどの紹介がありました。
続く祝原氏による講演では,ノルディックウォーキングによって得られる効果について,詳しく聞くことができました。ノルディックウォーキングの最大の特徴は,ポールを両手に持って歩くという所にあり,それにより①通常のウォーキングより上半身の筋肉を効果的に使える②ポールにより歩行姿勢が安定し,歩幅が大きくなる③同じ時間当たりの運動量が増加し,消費カロリーも増える。という3段階の効果が見込まれるとのことでした。
講演会終了後,休憩をはさみ体験会に移りました。体験会は谷津氏,菊田氏の指導のもと実施されました。あいにくの雨天により,体育館の中でのウォーキングとなりましたが,理論について学んだ後の体験会ということもあり,参加者の方々もスムーズに歩けていることが印象的でした。体験会はポールのセッティングや持ち方といった基礎的な所から,ポールを使ったウォーミングアップや歩き方の指導など,1時間という短い時間の中で,密度の濃いものとなりました。
結びに,体育協会といたしまして,今後も様々なニュースポーツや健康増進に向けた取り組みを実施していく予定です。今後、市報等で周知を図ってまいりますので、ぜひご参加いただければ幸いです。