ちょっと一休み、コーヒーブレイク
(2018年6月11日)更新
・先日読売新聞に興味深い記事があり、目に留まりました。
皆様の中には選手の立場、指導者の立場、あるいは両面の立場の方が多く居ると推測します…。
是非この機会に夫々の立場で、色々と考えてを巡らせるのも良い機会ではないでしょうか。
【出典:2018年6月1日(金曜日)読売新聞・朝刊】
1.運動部の朝練「原則禁止」中学・高校 県教委が運営方針策定(原文省略)
県教育委員会は31日、中学高校運動部の運営方針を策定した。
県独自の取り組みとして「原則朝練禁止」を盛り込んだ。(中略)
県教委の昨年秋単位の方針を策定し、10月から適用する。県立高校もそれぞれ方針を作り、
9月から適用する。(中略)
県教委保健体育課は「短期間で効率的な練習に取り組んでほしい」としている。
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(感想)
(l)理由には朝練により授業を受ける体力不足、教職員の負荷軽減等々があるようだ。
一方で、朝練禁止で競技力の低下を懸念する声が上がる可能性もあると予想している様だ…。
現代の社会構造を背景に考えた場合は、止むを得ない方針なのかも知れない。
但し、詳細な方針内容が分からない為、何とも言えない部分もある。
対象は公立、私学は対象外とすれば、増々技術力の差が拡大する可能性もある…。
原則と言うことは、例外があると言う事である。例外とはどんな場合のなのかが知りたいところ。
学校スポーツの目的の一つは「勝利至上主義」ではなく、「人間教育」にあると思うので、
その観点から考えると方向性は理解できる…。
何れにしても、教員、選手、父兄の事情は夫々の学校や地域において様々だと思うので、
一律に禁止するのは賛否が分かれる所と思うところです…。成行きを見守りたい
(2)来年の茨城国体に向けて、各競技共、好成績を図りたいところであると思う。
その動きの中で、逆風にはならないかが、少し心配なところ…。
他都道府県の動きはどうなか、興味のある所である。
2.スポーツ指導 服従の構造 論点スペシャル
・今や大学自体の統治機能の問題にまで発展しつつある、日本大学アメリカンフットボール部の
危険タックル問題に関する話である。
・ひたちなか市バレーボール協会の表彰制度にある敢闘賞の選考項目には、
スポーツマンシップ、フェアプレーの精神があります。
今一度、スポーツをする「意義」を振り返りたいものです…。
・また、日本プロゴルフツアー選手権森ビル杯宍戸ヒルズのプロアマ大会で、
過去5度賞金王に輝いた片山晋呉選手(45)が一緒にプレーした男性招待客に
不適切な対応も問題になっている。
マナーを重視するスポーツであり、ファンを一番大事にしなければならないはずである。
3人の有識者のコメントを添付します。
(1)友添秀則(ともぞえ・ひでのり)61歳
早稲田大学教授、スポーツ庁スポーツ審議会会長代行、他
(2)中竹竜二(なかたけ・りゅうじ)45歳
スポーツコーチングJapan代表理事
(3)山口香(やまぐち・かおり)53歳
筑波大学教授、日本オリンピック委員会理事